MSXのみで発売された作品
WINGは初めMSXでのみ開発を行っており、初期の作品はこのマシンでしか楽しむことができない。 WING初期のメイン機種といってもいいだろう。 世のWINGファンの殆んどが88やX1、FM-77から入ったようだが、WING作品の原型を知るためにも、一度はこれらの作品をプレイして頂きたい。
|
詳細は不明(情報求む)。おそらく『モリコ脅迫事件』の最後に付いている「おまけ」ゲームと同じ内容だと思われる。 サイドビューのアクションで、やってみるとなかなか面白い。 大分のパソコンショップ店頭販売と通販のみの作品。(画面はモリコのおまけ)。
ゲームは鍵を取ってゴールする1面(PAT 1)と、スペースキーで塔を崩して宝を取る2面(PAT 2)の繰り返し。 3面以降はだんだん速度が速くなっていく。
発売日は不明だが、モリコのおまけのタイトルには「1984 WING LTD」の表示がある。
|
詳細は不明(情報求む)。 簡単な平面マップでの移動とアドベンチャーが合体したタイプ。 これのアドベンチャーゲーム部分を発展させたものが『モリコ脅迫事件』 となった。 大分のパソコンショップ店頭販売のみの作品。
|
宇宙海賊[バグーズ]は、これまで貨物船を専門に襲ってきたが、「ダイモス」らの銀河戦士が配属されてからは失敗の連続だった。 ついに[バグーズ]は守備の弱いプロト星を襲い、プロトニュムを略奪に来た。 ダイモスは「ジュノー X1」を操り、サトウと共に[バグーズ]を阻止する。
全くノーマルなSFモノ。 システムはモリコ脅迫事件と全く同じで、「動詞→名詞」のコマンド入力式。 ほとんどのコマンドは決まりきったものだけでよく、特に固有名詞が必要な時は、その場面に出る重要な言葉を括弧付きで表示してくれるため、従来のようなコマンド探しをする必要が少なくなっている。 モリコもそうだが、この時期に誰にでも解けるアドベンチャーゲームを目指している点は評価できるだろう。
|
世間を騒がせる凶悪犯「怪人100面相」を追い、刑事コロンダが駆ける!
その赤いパッケージの ”エンゼル”を見た瞬間から、ある人種(そう、我々です)にとっては重大な事件がはじまっている・・・ そんな作品でした。 購入時のあの不思議な興奮と謎めいた予感は、今でも鮮明に思い出すことができます(^^ 映画を意識した演出や、その内容に合わせて「オマケ」を添付する(これがまた美味しい!)など、WINGならではサービス精神と妖しさが全編に溢れた作品だけに、やはりあまり売れなかったようですな(^^; WFCに入るまで自分のまわりには、他にこのゲームを知ってる人っていませんでしたからね~・・・WFC万歳!(^^
(文章:もんキチ氏)
この作品は初め『クリコ脅迫事件』というタイトルで大分のパソコンショップの店頭販売のみだったが、後に製品版として『モリコ脅迫事件』に名を変え、大阪地区を中心に販売された。
→ 詳細情報 |
ニチニチ新聞の記者・白鳥は、ある日精神病院の火事を取材することになった。 そこで行方不明になった患者を探し出し、火事が彼の幻術であることを知る。 そして彼は狂人などではなく、破壊の神「百鬼」であった。 白鳥は地球を破滅に導こうとする「百鬼」の挑戦を受け、目黒・鷺姫・村上・風間らとともに立ち上がった。
これが、かの有名な「白と黒の伝説」の第一作目で、以後のWING独特の作風である「サイキックアドベンチャー」の基礎をなした作品だ。 タイマー制御で音楽テープからのBGMをゲームと同期させたのは、恐らくMSXで唯一これだけだろう。 音楽的には後に良く使われる発狂系ではなく、どちらかというとオドロオドロしいタイプのものだ。 ストーリーは、初期の作品だけあってふざけている点も多いが、バックグラウンドの設定は奥深いものがある。 個人的に残念なのは、ゲームを進めるのに偶然性に頼らなければいけない部分があったことだ。 特に最後の百時寺内の「悪霊ゾンビ倒し」はやめた方が良かっただろう。
|
バミューダ海域においての船舶・航空機の消失事件は、かつてアトランティス大陸を制御していた「ツーオイセキ」と「オリハルコン」が、遠い昔百鬼一族によって盗み出されたことが原因になっていることが分かった。 白鳥達は転生の能力を使って様々な時代を旅し、百鬼一族と戦うことになる。 果たしてアトランティスの暴走を止めることが出来るだろうか。
タイマー制御でこそなくなったが、相変わらず音楽テープでBGMを聴かせてくれている。 ゲームは4つの舞台を転生しながら行き来して進めるという変わったもので、真っ直ぐ進むだけではクリアできないようになっている。 当然、舞台ごとにテープのロードを繰り返すので、運の悪い人はかなりストレスがたまることになるかも知れない。 しかし難易度は高くなく、シナリオも短いので、すんなり解ける人の方が多いだろう。
|
199X年、日本は凄まじい異常気象にみまわれた。食糧の生産は0に等しく、町では頻繁に暴動が起こっていた。 また、アメリカとソ連の介入により、自衛隊は二つに分かれて争いをはじめ、既に警察は機能していなかった。 これはハルマゲドンの前兆なのか? それとも百鬼の仕業なのか? 白鳥達はこの状況を打破すべく、アスカの謎に挑戦する。
今まで遅かったLINE & PAINTによる画面描写を瞬間表示方式に切り替えたため、プレイが快適になった。 ゲームの中盤には、百鬼編の「悪霊ゾンビ倒し」の再現ともいえる「自衛隊倒し」があるが、こちらのは簡単になっているのであれに拒否反応を示す人でも大丈夫だ。 残念なことに、次に発売される筈だった「ハルマゲドン編」が出なかったことにより、これが白と黒の伝説の最終作品になってしまった。
|
以前テープ版で発売されていた3部作をFDで復刻したもの。 各部がディスク1枚+テープ1本で1,980円、WINGの直販のみで扱っていたらしい。 現在ファンクラブでは手に入れていないので、以下の記事はアプロスからの復刻版を元にしている。
FDになったことから、メモリの関係か、一部のグラフィックが無くなり、それに伴ってその部分のメッセージも書き換えられている。 百鬼編とアスカ編でもセーブが出来るようになっているが、元々途中からロードできたので、これは大した変更点でもないだろう。
|
猫ヶ丘ニュータウンのタウン誌、「猫又ジャーナル」の記者である山下とカメラマンのサトルは、市政20周年記を記念した特別号のグラフ記事を大塚編集長に命じられた。 しかし、それは20年前のスクラップを探すのではなく、生の「20年前の猫ヶ丘」を取材することだった。 さぁどうする?
普段はコマンド選択だが、重要な会話の時、キーボードからの入力になるという変わった方式を採っている。 火浦功の小説「日曜日には宇宙人とお茶を」をゲーム化したものだが、マニュアル曰く「バイオリズム曲線のごとく原作を離れ、完成間近、ついにワープ航法に入り、原作を著しく破壊してしまいました」らしい。 まあ、ノリとしては火浦功そのものなので、それほど心配しなくてもいいと思う、たぶん。
|
人々の願いをかなえてくれる8つの宝玉がある[光明殿]に魔界の帝王「ガザール」が現れ、宝玉を魔界に隠し、[光明殿]を[魔宮殿]に変えて住み着き、日本中に疫病の種を撒き散らしました。 世界一の法力者[弘法太子]は、8つの宝玉を取り戻すため、魔宮殿に乗り込んでいきました。
WING唯一のパズルゲーム。 サイドビュータイプで、ものを破壊したり、押したり引いたりするタイプ。 バックストーリーがアレなのはやはりWINGらしい。 ゲームの難易度は高めだが、マニュアルにスタッフの「座談会」という形式で攻略法が書かれてある。
しかしセーブが「BSキー」というのはかなり謎なキーバインドだ。