基本的に「SOFT-STUDIO WING」という社名に関しては一切変更することはなかったが、 そのロゴマークは時代と共に様々な形に変化してきた。
ロゴとは違うのかも知れないが、モリコ脅迫事件で登場したのは、この鳥のようなシン ボルマークだ。恐らくは WINGという社名から、このようなシンボルマークを即席で書い たのだろう。形はかなり適当である。現在、ファンクラブには「モリコ~」以前のゲー ムと、「銀河戦士ダイモス」のパッケージ及びマニュアルが残っていないので、これに 関してはいつ出てきていつ消えたのか確認できていない(情報求む)。
次に登場したのは、この鳥の羽を象ったものだ。前のものとは違い、きちんとデザイン されたマトモなものになっている。このマークが最後に登場するのは「魔界復活」で、 少々分かりにくいが、付属の「魔界サウンドテープ」の表にこれが書かれている。
3つめはこのサイトのトップにも使わせてもらっている有名なロゴだ。WINGは全盛期とも 言える「波動の標的」から「MIRRORS」にかけてこのロゴで通すことになる。いかにも WINGな感じのするもので、デザイン的にも素晴らしく、最も完成されたロゴだと云える だろう。他のものと違い、"WING" という文字自体がコウモリの羽のようにデザインされ ているのが特徴だ。下の "FINE STORY & MUSIC" という言葉もなかなかツボを得て いる。因みにロゴのデザインは北原氏が行ったらしい。
最後に登場したのはこのロゴだ。これはコンストラクターズグランプリにのみ登場する もので、デザインとしては見るべきところはないが、社名を略して "SSW" としているの には少し興味を引かれる。どうもこの略称はロゴだけではないようで、雑誌記事やコン ストラクターズのパッケージに記載されている制作会社名も "S.S.W." となっている。 一瞬社名を変更したのかと思ってしまうが、ロゴの略称の下には小さいながらも "SOFT STUDIO WING" と書かれているところを見ると、そういう訳でもないようだ。
また「モリコ~」から「~百鬼編」にかけて、ゲームを起動したときにこのタイトルが 表示される。当時、このように自社ロゴに凝るメーカーが少なかったため、初めて見た ときは凝ったタイトルだと思ったが、MSXでLINE & PAINTを駆使してこれを書いてく れるため、見慣れるとただのストレスの原因にしかならなかった。
更に88時代において、DESTRUCTION以外で登場したこのロゴがある。ここに 'pniphonic' という表記が見られるが、そのままだと「ぷにふぉにっく」としか読めず全く意味不明 だ。たぶんこれはWINGがでっち上げた単語である「サイフォニック」のことではないだ ろうか?「サイフォニック」を、「サイキック」と「シンフォニック」の合成語とする 説を取るなら、当然これは 'psyphonic' となるべきで、恐らくこれの誤植だろうと思わ れる。しかし魔界復活からMIRRORSまで、一貫してこの綴りが使われているので、本当に 誤植なのかどうかは分からない(情報求む)。
PC-Engine版の「真・怨霊戦記」のエンディングにおいてこのロゴが登場した(Win95版 は未確認)。他のものとは違って筆記体で書かれている。"Soft studio" が後 になっているのを妙に思われるかも知れないが、実はフジコムの誘いで東京に「ウイン グ・ソフトスタジオ」という新会社を設立したということで、既にSOFT-STUDIO WINGの ロゴではなかったりする。
ゲーム名 | ロゴの種類 | 記載場所 |
---|---|---|
モリコ | 1, A | (1)マニュアル (A)オープニング |
ダイモス | ?, A | (A)オープニング |
百鬼編 | A | オープニング |
輪廻転生編 | 無し | 無し |
日曜日に | 2 | テープ,パッケージ |
アスカ編 | 2 | テープ |
魔界復活 | 2, B | (2)付属音楽テープ (B)マニュアル |
波動の標的 | 3, B | (3)オープニング,FD 入れと保護用厚紙(B)マニュアル |
怨霊戦記 | 3, B | (3)オープニング,FD 入れと保護用厚紙 (B)マニュアル |
DESTRUCTION | 3 | オープニング,FD 入れ,マニュアル,パッケージ |
魔宮伝 | 3 | パッケージ,マニュアル,FD |
MIRRORS | 3, B | (3)オープニング,CD (B)マニュアル |
コンスト | 4 | オープニング |
真・怨霊(PCE) | C | エンディング |