広告

それぞれが単発だったため、あまり作品の広告を見かけた人はいないかもしれないが、 一応WINGも雑誌広告を出している。ファンクラブでも、いつどのゲームの広告があった のかは把握していないので、とりあえず手元にあるものをまとめてみた。

これら以外の広告の情報(広告があったという記憶でも良い)をお持ちの方はご一報い ただきたい。なお、現在以下の雑誌広告(TV CM)があったことが分かっている。該当す る雑誌の号や、ビデオをお持ちの方の連絡もお待ちしている。

以下の広告の画像は、詳細が分かる大きな画像へのリンクになっている。言うまでもな いが、広告内に書かれている住所や電話番号は当時のものなので、決して連絡をとらな いで頂きたい。

モリコ脅迫事件

マイコンBASICマガジン(電波新聞社・以下ベーマガ)1985年5月号に掲載されたもの。 同号にはゲームの紹介記事もある。モリコをプレイしたことはないが、あまりのインパ クトのため、この広告だけは覚えているという人もいるだろう。ファンクラブでも、こ の広告で初めてWINGを知った人が何人かいる。今コレが出たとしたら、行き過ぎた悪ふ ざけとしてマスコミに叩かれるのは必死だろう。今となっては貴重すぎる広告だ。

また、白と黒の伝説が「黒と白との伝説」になっていたり、未発表作品である「ハレー 星の謎」のタイトルがあったり、ザンビハウスが「リアタイムゲー ム」だったりする辺り、見るべき点は多い。

モリコ脅迫事件(2)

MSX Magazine別冊、ホームコンピューターカタログ(1985年7月発行)に掲載されたもの (GOH_ROHさん提供)。使われている画面写真、全体の構成はベーマガのものと同じだが、 イラストは当り障りのないものになっている。どうでもいいが、この怪人100面相の絵が オカルト漫画家の飛鳥昭雄氏にしか見えないのは私だけだろうか。

百鬼編&モリコ

広告ではないが、MSX Magazine1986年1月号付録、MSXソフトカタログに掲載された記事 (GOH_ROHさん提供)。画面写真は、いずれも他の広告で使われたことのないものが載せ られている。

白と黒の伝説・百鬼編

ベーマガ1985年9月号に掲載されたもの。白と黒の伝説といえばこの真っ二つのオッサン だが、ゲームではまったく登場しない。イメージイラストといったところか。

粗筋では漢字が使えるにもかかわらず、「シラトリ」や「サギヒメ」と表記する辺りは、 ゲームの世界のリアルさを重視するWINGならではの配慮だろうか。ゲーム紹介文の「サ イフォニックサウンド」というのはよく見るWINGの造語だが、「サイフォニック画面」 は聞き慣れない。恐らくここにしか登場しないフレーズだろう(未確認)。そ の後には次回作の紹介があるが、この時点では第3部はアスカ編ではなく「神々の戦い編 」だったようだ。

白と黒の伝説・輪廻転生編

ベーマガ1986年1月号に掲載されたもの。同号には百鬼編の紹介記事もある。

タイトルロゴの上には「アドベチャーゲーム」と書かれている。このときま だ「アドベルチャ―ゲーム」という言葉は考えられてはいなかったのだろうか。粗筋で は、登場人物の名前が「白鳥」と漢字になっている。先ほどカタカナ表記についてゲー ムの世界がどうこうと書いたが、どうも気のせいのようだ。

次回作には「神々の戦い編」と「アスカの民編」が挙がっている。この時点で4部作に変 更されたのだろう。「アスカの民編」は実際に第3部となった「アスカ編」で、「神々の 戦い編」は未発表の「ハルマゲドン編」のことだろう。ここでは両者の順番が入れ替わっ ている。順番に書いたわけではないのかもしれないが。

「日曜日に宇宙人が…?」は、原題どおり「日曜日に宇宙人とお茶を」になっている。 というか、別にタイトルを変える必要はなかったと思うが。

白と黒の伝説・アスカ編

MSX Magazine1987年1月号に掲載されたもの(GOH_ROHさん提供)。シリーズ一連の広告 をベーマガからMマガに移し、絵もカラーになった。背景の画像は一見なんだかよく分か らないが、これはオープニングの荒廃した街の絵を拡大したもの。

日曜日に宇宙人が…?

ベーマガ1986年8月号に掲載されたもの。あまり突っ込みどころはないようだが、6つあ る画面写真の上段、中央のものはエンディングだったりする。発売前にエンディングを 公開したゲームというのもそうはないだろう。もっとも右側の解説には、「感激の ゲームオーバー」と書かれているが。

絵はパッケージのものと似ているが、良く見ると全然別物だ。大塚英俊さんの話では、 ベーマガの一連の白黒広告は全て、完全に広告業者まかせのものらしい。

日曜日に宇宙人が…?(2)

ログイン1986年9月号に掲載されたもの(将軍さん提供)。絵はゲームのパッケージと同 じもの。密かに「MSX2」が「MSX-Z」と書かれている。

波動の標的

Baseman氏提供。恐らくコンプティーク誌(角川書店)に掲載されたもの。何年何号かは 不明(情報求む)

一番左上にあるメダルのようなものはゲームに登場しない。この絵からは、どのシーン で使用されるはずのものだったのか判断が難しい。

今回はお色気路線を前面に出しているようで、右下には取って付けたようなハダカの紗 夜姫の絵が貼り付けられている。WINGにしては珍しいと思ったが、よく見たらモリコで も同じようなことをやっていた(アレをお色気というのには抵抗があるが)。これだけ で売れ行きが変わったりするのだろうか。

筋の右側1行目、潰れて判別しづらいが、「――草薙は心の中で善との葛 藤に――」のように見える。もちろん「悪」の誤植なのだろう。

怨霊戦記

ログイン1988年11月18日号に掲載されたもの。広告はこの号を含め、3号続けて載せられ ている。WINGの広告では最長だろう。

はっきり言って餓鬼が怖すぎる。この広告だけで、プレイしたい人としたくない人が真っ 二つに分かれそうだ。左にある画面写真の内、いくつか見慣れないものがある。特に桜 木と鳴神が一緒にいる写真はかなり奇妙な感じがする。実際にこういうシーンがあれば、 新たなストーリーが展開しそうで面白い。それ以外は普通っぽいが、なにげに「確 80%」とか書いてあったりする。

怨霊戦記のチラシ

パソコンショップで配られていたというチラシ(大塚英俊さん提供)。雑誌広告にあっ た画像は、全てこれに載っているものと同じのようで、それ以外にもゲーム内では見ら れないものがいくつか見受けられる。

目立った誤字・脱字は見当たらないが、「あなたの第六感恐怖のサウンドと して響きます」は、「あなたの第六感恐怖のサウンドとして響きます」の間 違いだろう。

怨霊戦記のバグ広告

ログイン(アスキー)1989年15号に掲載されたもの。餓鬼が「お詫び広告!!」と叫んで いるようで怖すぎる。

98版の怨霊戦記の広告にもなっているが、当初は「怨霊戦記スペシャル」というタイト ルだったのだろうか。単にスペシャル版という意味合いなのかもしれないが。98版は確 かに発売されたが、ここに挙げられている追加要素はまったく実現されなかった。一応、 ミュージックモードは隠しコマンドで入っていたようだが(「怨霊戦記の楽曲以外」は 入っていない)。

DESTRUCTION・上巻

ログイン1989年22号に掲載されたもの。同号には紹介記事もある。パッケージそのまま なのでコメントしづらいが、画面写真が全くない広告という点ではややポイントが高い か。かなり後期の作品だが、左下を見ると、この時点でまだ自社で通信販売をしていた ようだ。

魔宮殿

ログイン1990年1・2号に掲載されたもの。同号には紹介記事もある。WINGにしては珍し く、前号と2ヶ月に渡って宣伝を出している。

製品では「アクション・ファンタジー・パズル・ゲーム」だが、ここでは「アクティブ ・パズル・ゲーム」になっている。なんとなくハイドライドっぽいが、恐らく関係ない だろう。「アクティブ」という言葉はアクション性を表しているのかと思いきや、右上 のアクティブパズルゲームについての説明文では、そんなことは一言も触れられていな い。どうやら謎やストーリーを重視しているということのようだが、それがなんで「ア クティブ」になるのかは謎。

MIRRORS (PC88MC広告内)

番外だが、88MCの広告上で、CD-ROM対応ゲームとしてMIRRORSが紹介されている。この時 は、「夢の血脈」というサブタイトルが付いていたようだ。製品では対応機種はFH以降 だが、ここではSR以降になっている。

MIRRORS (FM-TOWNS)

1992年頃(?)、テレビ東京系列の「Pコング」という番組で放映されたCM(そよそよさ ん提供)。太い男の声のナレーションが怖い。約15秒の短い間にゲーム中の画面やオープ ニングをうまく詰め込でいる。しかし、あくまでCAV STATIONのオリジナルゲームという 体裁になっており、WINGについては一言も触れられていない。

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